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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第6回】

質は落とさず患者主体の医療

現代医学が明かす漢方の威力

薬代が激減(4)

 療養型病院で漢方薬を導入した結果、患者の全身状態や精神症状がよくなり、薬代が5000万円近く減少した。しかし、効果はそれだけではなかったのである。

 斐川中央クリニック(島根県斐川町)の下手公一院長は、「医師や看護婦など医療スタッフも変わりました」という。療養型病院では、脳こうそくの後遺症や痴呆を抱える慢性期の患者がほとんどで、病気自体の回復は西洋医学的にはほとんど望めない。しかも、医師1人で48人の患者を見なければならない。ともすれば、患者の異常の有無をみる程度で医師の診療も単調になりがちだ。

 しかし、漢方処方のためには患者の「証」(漢方的な体質)を見なければならない。つまり、症状をみ、訴えを聞き、患者の体に触れて時々の患者の状態を丁寧に診察しなければならない。その結果「患者に優しい患者主体のオーダーメード医療につながったと思います」と下手院長は語る。

 抗生物質や栄養剤の点滴が少なくなったおかげで、看護スタッフの負担も軽くなり、よりきめ細かな看護もできるようになった。下手院長が、療養型病院で院長を務め、漢方薬を導入したのはわずか2年間だったが、その間にこれだけ大きな変化があったのである。

 下手院長が開業して退いた後、療養型病院は元の体制に戻り、薬剤費も元通りの額になった。それが、薬剤費の減少や患者の変化は明らかに漢方薬の導入によるものだったことを証明することになった。

 今、斐川中央クリニックを開業した下手院長はこの経験を外来診療で生かしている。患者は生活習慣病やアレルギー、胃腸病、専門である神経系の難病などが多いが、他の医院に比べて薬剤費は年間8500万円も低いという。「安くても治療レベルが低ければ問題外です。漢方薬を併用すれば安い医療費で質の高い医療を提供できるのです」と下手院長は語る。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

斐川中央クリニックの外来診療

 西洋薬が6割、漢方薬が4割を占める。無理に薬剤費を抑えるのではなく、高くても最新の効果の高い西洋薬は積極的に利用し、無駄な薬剤を排除。漢方薬を併用することで、1人当たりの薬代が1カ月他院の1万4205円に対し、7895円となっている。
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