18年平昌五輪銅メダルに続く2大会連続メダル獲得を目指す日本代表のロコ・ソラーレが、ROC(ロシア・オリンピック委員会)に10-5で逆転勝ち。これで3連勝。勝利が決まると4人が輪になって抱き合い、サードの吉田知那美は「やった!明日は休みだ!」と声を弾ませた。

4戦目にして初の夜に行われた試合。日中に行われていた際の氷の感触とは打って変わり、「久しぶりにこんなにつかみどころのないアイスで試合をした」(サード吉田知)。前半は苦戦を強いられ、第5Eを終えてROCに2点リードを許した。セカンドの鈴木は「全然ショットが決まらなくて本当に辛かった」と振り返る。

反撃に出たのは2-5と3点リードされた第7E。スキップ藤沢が投じた最後の石が相手のガードをかいくぐる絶妙なドローショットとなり、NO1~NO3を獲得。一挙3点を奪うビックエンド。同点に追いついた。そこから第8E、第9E、第10Eと連続スチール。最終的には5点差で快勝。リード吉田夕は「チーム全員で我慢して、最後はアイスに勝った」と感慨深そうに話した。

日本はこれで、1次リーグ3勝1敗。次戦は1日空いて14日、世界ランキング9位の中国、同3位の韓国との2連戦に臨む。スキップ藤沢は「明日はリラックスして、ゆっくり話し合って、良い準備をしたいです」。深夜に及んだ試合を観戦してくれた日本のファンへ、メンバー一同で「おやすみなさい」と気遣いも忘れず。笑顔いっぱいに会場を後にした。【平山連】