五輪初出場の河辺愛菜(17=木下アカデミー)が、10日の男子フリーから刺激を得た。

日本は鍵山優真(オリエンタルバイオ/星槎)が銀、宇野昌磨(トヨタ自動車)が銅メダル。羽生結弦(ANA)もまだ世界で成功例のないクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑むなど、それぞれが大舞台で懸命に演技を披露した。

9日に現地入りした河辺は「(日本で)テレビで見ている時はいつも(の雰囲気)と一緒の感じがしたけれど、昨日、生で男子のフリーを見て、いつもと違う雰囲気で『楽しそう』っていうのが一番でした。すごく刺激をもらったのと『自分もあの大きな舞台で、いい演技がしたい』という気持ちが高まりました」と笑顔を見せた。

この日2度目の練習ではトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷。15日のショートプログラム(SP)に向けて「自分が好きな氷なので滑っていて気持ちがいい。ショート(SP)、フリーで、アクセル(3回転半)を決めるのは一番課題にしてきたこと。絶対に決めたいのと(21年12月の)全日本選手権以上の演技がしたいです」と目標を掲げた。【松本航】