北京オリンピック(五輪)のフィギュアスケートで、15日に首都体育館で行われた女子ショートプログラム(SP)でドーピング違反となりながらもスポーツ仲裁裁判所(CAS)から個人戦出場を認める裁定が下ったカミラ・ワリエワ(15、ロシア・オリンピック委員会=ROC)が82・16点で首位発進した。
そのワリエワについて、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が15日、検出された禁止物質トリメタジジンに加え、もう2種類の物質が検出されていたと報じた。ともに、禁止薬物ではないというが、心臓疾患の治療に使用されることもあるものだという。
「ハイポキセン」と「L-カルニチン」。CASに提出された文書から、明らかになったとしている。