米領サモアの旗手を務めた、男子スケルトン代表ナサン・クランプトン(36)が、上半身裸で入場した。

【北京五輪開会式】寒くてもハダカ!サモアの選手元気に入場行進/写真ライブ速報>>

極寒で各国選手団のほとんどがダウンジャケットを着込む中、下半身も最小限の面積だけ体を覆った、民族衣装のようなものを着用。寒がる様子をみじんも見せず、陽気な雰囲気で左右に動きながら入場した。クランプトンは、昨夏の東京五輪にも陸上男子100メートルで出場した。その東京五輪の閉会式でも、上半身裸で入場していた。

これまで夏冬ともに、上半身裸での入場といえばトンガの十八番。だが今大会、トンガは選手団を派遣していない。その魂を受け継いで、盛り上がった上腕二頭筋を披露しながら旗を振っていた。

米領サモアの冬季五輪出場は、94年リレハンメル大会以来、28年ぶりとなった。クランプトンは、米領サモアの選手としては史上初めて、夏冬ともに五輪に出場することになる。