北京オリンピック(五輪)日本選手団の原田雅彦総監督(53)が29日、東京都内で行われた結団式に出席し、選手の全力サポートを誓った。

伊東秀仁団長(60)とともにバックアップに努める。「2人で力を合わせて選手たちを全力サポートして、選手が感動を伝えられるパフォーマンスができるように一生懸命頑張ってきます」と意気込んだ。

「今、気持ちの盛り上がりは現役の時と変わりません」と本番を待ち望む。自身は選手として過去5大会の五輪に出場した。金メダルを獲得した98年長野五輪団体では、涙する姿が全国に感動を呼んだ。そんな新たな名場面誕生も期待している。

「五輪はやはりたくさんの感動、勇気をみなさまに伝える場。たくさんの名ドラマがあったと思う。それによって我々は非常に大きく成長してきた。私も今は立場が変わるが、選手たちが全力でプレーしてその姿でスポーツを通じて成長する素晴らしい舞台。今回の北京五輪もそうなると確信している」と力を込めていた。