ノーマルヒル金、ラージヒル銀の小林陵侑(25=土屋ホーム)を擁する日本は合計882・8点で、メダルに届かず5位だった。

1番手の佐藤幸椰(26=雪印メグミルク)は「団体戦で陵侑をメダル争いさせられなかったことは非常に悔しい」と肩を落とした。「これだけ力を持った(小林)陵侑を、メダル争いさせることすらできなくて。1選手、1チームメートとして、非常に言葉にならないですし、足を引っ張ってしまったな、という気持ちが大きい。選手として成長したいです」。

2番手の中村直幹(25=フライングラボラトリー)は「自分の実力はこんなもの。ここからペースアップしていかないと世界とは戦えない」と唇をかんだ。初の五輪について「結局、悔しいものになってしまった」。さらに「絶対リベンジしてやるぞと感じています」と雪辱を誓った。

小林陵の兄、小林潤志郎(30=雪印メグミルク)は3番手として、エースの弟につないだ。「2回目の五輪でしたし、団体チームとしては最年長。うまく引っ張っていけなかったのかなと思います」と視線を落とした。「うまくいかなかった。今日はそういう日だった」とも話した。