日本中がラグビーワールドカップ(W杯)に熱狂しましたね。ラグビー大好きなんで、ぼくもW杯前は「W杯! W杯!」ってなりすぎていて。オリンピック(五輪)チケットの第1次抽選の時は応募することが全く頭になかったんですけど(笑い)。W杯が終わってみて、五輪があるじゃないか! と。第2次抽選で慌てて申し込みました。

ラグビーW杯で史上初の8強入りを果たした19年は日本ラグビー界にとって歴史的な年となりました。そのラグビーを20年の東京五輪でもまた見ることができる。W杯、五輪が続けて日本で行われるということは奇跡だと思うんですよね。

今回のW杯は日本人に「ラグビーって面白い」っていう認識を決定づけたと思うんです。五輪は「“やっぱ”ラグビーって面白い」と、さらに決定づけることになるんじゃないかなと思います。そういう意味で東京五輪は今後の日本ラグビー界にとって重要な存在になると思うんです。

五輪のラグビーでは日本が勝てる可能性が高いんです。五輪では「セブンズ」という7人制ラグビーが採用されていて、フィールドの大きさは15人制と同じですが、試合時間が7分ハーフであったり細かな違いがあります。日本は前回のリオデジャネイロ五輪の時はメダルまであと1歩の4位でした。自国開催ですしメダルは取ってくれるんじゃないですかね。

メダルを取るようなことになれば、また日本中が盛り上がりますよね。参加表明している福岡堅樹選手(27)とか、松島幸太朗選手(26)といったW杯で活躍した選手たちが出場したら、W杯を応援した人たちが五輪でも応援するようになって人気が確固たるものになりそう。「にわかファン」が流行語大賞にノミネートされましたけど「にわか」ってつけなくていいと思うんです。「新しいファン」でいいじゃないですか。ラグビーをしっかり見る人がいてもいいし、わーきゃーいう人がいてもいい。いろいろなファン層があってこそだと思います。

日本は15人制と同じようにセブンズもずっと合宿を行っていて、藤田慶和選手(26)や後藤輝也選手(27)とはご飯に行く仲。彼らは盛り上がったW杯に負けていられないと思っているでしょう。トップリーグの所属チームのチームメートがW杯で大活躍したわけですから。楽しみですね。金メダル獲得に期待です!(279人目)