中国=パンダ。そんなベタなイメージを求め十数年前の北京動物園を訪れた人物がいました。その典型的な日本人は、ガイドブックに注意喚起の文章が書かれていたのに、それはそれはきれいに財布をすられました…。

恥ずかしい話ですが、私の苦い体験です。それ以来の中国・北京。自由に街を歩けないバブルの中での今大会。残念ながら動物園はバスの車窓から眺めるだけになってしまいました。けれども何かの因縁か、苦い記憶のリベンジを誓ったパンダはマスコットとなって私の前に現れました。カラフルなパンダも良いけれど、やっぱり普段通りのパンダのように写真では「白黒」をつける。そんな日々を過ごしたいと思います。(足立雅史)