パリ五輪(オリンピック)代表の福部真子(28=日本建設工業)が日本新記録を樹立し、優勝を飾った。
追い風1・2メートルの条件下、12秒69を記録。自身が22年9月にマークした12秒73の日本記録を更新した。速報タイムは12秒70で「もう1回(五輪参加標準記録の)12秒77を切りたいと思って走っていた。『本当に70!? 間違いかな』と思った」と振り返り、12秒69と想像以上のタイムに「ドーピング検査、むちゃくちゃ怖い」と冗談で笑わせた。
自身を「暑さにむちゃくちゃ弱い」と分析する。この日の競技場は午後6時時点で気温32度、湿度77%。レースは7時台に行われたが「アップしていても、どんよりしていた。(体が)重いというか…」と快調ではなかった。それでも日本女子初の12秒6台で、パリ五輪本番に弾みをつけた。
「どうなっても12秒6台とか7台前半を出せるようにならないと(世界で)戦えない。これをスタートラインにして、日本記録と思わずに、世界に向けてやっていくための必要なプロセスに捉えていきたいです」
好記録に満足せず、より高みを目指す。【松本航】



