日本記録保持者の三浦龍司(22=SUBARU)が8位で、日本男子のトラック個人種目での史上初の表彰台はならなかった。個人トラック種目では女子を含めれば、1928年アムステルダム五輪800メートル銀メダルの人見絹枝以来、96年ぶりのメダル獲得への挑戦だった。

「走っていて面白いレースだった。結果自体はすごく悔しいですけど、ある程度その中で対応して走ることができたという意味での手応えは感じることができた」と振り返った。

今後に向けては「今日は上位実力者の圧倒的な走りというのもあったので、そこにできるだけ近づいていきたいと思う。自分の中でレベルアップしていって、手応えを1つ1つつかんでいけるようなレース、大会を増やしていきたい」と誓った。

三浦は島根県浜田市出身。小学1年の頃に近所の浜田ジュニア陸上教室で陸上を始めた。浜田東中ではハードル、1500メートル、3000メートルで全国大会に出場。京都・洛南高では3000メートル障害に軸足を置き、高3時には30年ぶりの高校記録となる8分39秒49をマークした。

20年に順天堂大へ進学し、2年時の21年東京五輪では同種目日本勢過去最高の7位。3年時の22年から2大会連続で世界選手権に出場し、23年には6位入賞を果たした。

今季は5月のダイヤモンドリーグ(DL)ドーハ大会で8分13秒96をマークし、五輪の参加標準記録(8分15秒00)を突破。7月にはDLパリ大会で自身の日本記録に0秒61と迫る8分10秒52を記録していた。