日本バスケットボール協会は8日、パリ五輪の男子日本代表12人を発表した。エース八村塁(26=レイカーズ)や左ふくらはぎの肉離れを抱える渡辺雄太(29)らが名を連ねた。48年ぶりに自力で五輪切符を獲得した昨夏のW杯沖縄大会のメンバーに、八村を加えた最強メンバーで、1次リーグ突破=8強を目指す。この日までに五輪最終予選が終わり、出場12カ国が出そろった。日本の1次リーグB組で未定だった最後の1枠はブラジルに決まった。

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ホーバス・ジャパンの最終12人がついに決まった。指揮官は「目標である『ベスト8』を達成し、パリでプレーできることを楽しみにしています」と日本協会を通じてコメント。1次リーグはリールで実施される。8チームによる決勝トーナメントが行われるパリまで、たどりつく覚悟だ。

歴代日本代表における最強メンバーだ。名門レイカーズに所属する八村と、NBAで6季にわたりプレーした渡辺雄がそろい踏み。河村と富永の2人は、パリ五輪後にNBAのキャンプに参加する。NBA挑戦を重ねてきた馬場もいる。12人中8人が米国の高校や大学などで学んだ経験を持つ。世界との距離は縮まっている。かつてNBAサマーキャンプに参加した主将の富樫は「選ばれてすごく光栄。チームの目標であるベスト8を実現できるように、自分が持っている力を全て出し切っていきたい」と気合を込めた。

昨夏W杯で出た課題を分析し、ホーバス監督はリバウンド力とシュート力を重視した。NBAでこの2つを磨いてきた八村の存在。けがの早期回復を目指す渡辺雄も含め、指揮官は「2人が入るとリバウンドのチャンスが増える」と力説。身長208センチの大黒柱ホーキンソンに次ぐセンター候補は同204センチの川真田と同207センチの渡辺飛が争った。最終的に高さと守備力に秀でた渡辺飛を選んだ。

21年東京大会では3連敗で敗退。世界の壁を痛感した。雪辱を期す今大会の合言葉は「ショック・ザ・ワールド」。最強12人で世界を驚かせる。【奥岡幹浩】

◆パリ五輪の大会方式 12チームが3組に分かれて総当たりで1次リーグを行う。各組2位以内が8チームによる決勝トーナメントに進出。各組3位の中で上位2チームも8強に進む。決勝は男子が日本時間8月11日午前4時半、女子が同日午後10時半を予定。

○…最終候補16人からは、川真田絋也(長崎)、金近廉(千葉J)、井上宗一郎(越谷)、佐々木隆成(三遠)の4人が無念の選外となった。5月下旬に若手主体で行われた育成合宿から、何度も選考を重ねてきた。ホーバス監督は「この2カ月で、約40人の選手から12人に絞り込むのは本当に難しいプロセスでした。選手全員が一生懸命に取り組んでくれたことに感謝します」とコメントした。