【パリ7日(日本時間8日)=松本航】アーティスティックスイミング(AS)のチームで日本が2大会ぶりのメダルを逃した。880・6841点で5位。最終種目のアクロバティックルーティン(AR)は7位の252・7533点にとどまった。表彰台に届かず、東京五輪に続く出場の木島萌香(井村ク)は「やっと私たちの全力でぶつかることができた。『遅すぎるな』という思い」と悔やんだ。

5日のテクニカルルーティン(TR)で足技がベースマーク(最低得点)となり、500スイスフラン(約8万5000円)を支払って審判団へ抗議。規定の範囲内と認定されたが、前日6日のフリールーティン(FR)は認められなかった。22年秋から新ルールが導入され、完遂度や芸術性、難易度などを100点満点としていた旧式に対し、1つ1つの要素を点数で評価するようになった。今大会ではルールの基準から離れたリフトの上げ方を導入した強豪国もあり、中島貴子ヘッドコーチ(HC)は「新ルールにおいて情報量が少ない。一番悔しい部分」と歯がゆさが残った。

ルールづくりは銀メダルの米国、銅メダルのスペインの関係者を中心になされ、情報収集の点で後塵(こうじん)を拝した課題が浮き彫りになった。吉田萌主将(ザ・クラブピア88)は「悔しいけれど、過去に戻ることはできない」と現実をかみしめた。