馬術とは:馬場馬術ガイド
ステップや図形…馬をいかに美しく運動させられるか
馬をいかに正確で美しく運動させられるかを競う。12年のロンドン五輪で当時71歳の法華津(ほけつ)寛が出場したのはこの種目。
- 【基本ルール】
- 通常は20メートル×60メートルの長方形の場所を高さ30センチほどの白い柵で囲ったアリーナで行われる。
- 常歩(なみあし)、速歩(はやあし)、駆歩(かけあし)の3種類の歩様を基本に、様々なステップを踏んだり、図形を描いたりし、馬と騎手の協力と調和が判断される。
- かつてのフィギュアスケートの規定のように、決められた演技内容をより正確に行う規定演技(グランプリ)と、決められた運動(エレメンツ)を取り入れて演技を構成し、音楽に合わせて行う自由演技(グランプリ自由演技)がある。五輪では、団体は規定のみ(個人の予選を兼ねる)で競い、個人は規定および自由演技で競う。
- 【審査方法】
- 五輪では7人の審判員が運動(エレメンツ)ごとにつける0~10点の点数と演技全体の印象について採点する。審判員7人の採点が合計され、満点で割った得点率(パーセンテージ)が出されて、最も得点率の高い人馬が優勝となる。
- 【リオ五輪参加国数】
- ・団体戦参加国(団体戦参加国の選手は個人戦にも参加する)=英国、ドイツ、オランダ、日本など11カ国
- ・個人戦参加国=オーストリア、ベルギー、カナダなど14カ国
※競技動画は国際馬術連盟提供