馬術とは:総合馬術ガイド

同一人馬が3日間で3種目行う馬術のトライアスロン

 馬場と障害に加え、自然に近い状態の地形に竹柵、水濠、生け垣などの障害が設置されたコースを走るクロスカントリーの3種目を同一人馬のコンビネーションで3日間かけて行う。いわば馬術のトライアスロンである。

愛馬とともにクロスカントリーに臨む大岩義明(日本馬術連盟提供)
愛馬とともにクロスカントリーに臨む大岩義明(日本馬術連盟提供)
【基本ルール】
 初日に馬場馬術、2日目にクロスカントリー、3日目に障害馬術を行い、3種目の合計減点の少なさを競う。リオ五輪のクロスカントリーコースは約5700メートル。飛び越すべき障害物は最大で45を数える。ダイレクトルートは時間の短縮を図ることが出来るが、多くの溝、水、フェンスなどの障害物がある。一方、ロングルートは簡単なコースではあるが時間がかかる。規定タイムを過ぎると減点の対象となる。
 障害馬術と同様、クロスカントリーも選手はコースを覚えるために数回歩くことが出来るが、馬は本番で初めてコースに入ることになる。
【順位決定方法】
 馬場馬術で獲得した得点率は減点に換算される。それにクロスカントリー、障害馬術の減点を加えて、最も減点の少ない人馬が優勝となる。クロスカントリーでは障害を避けたり、止まったりの不従順で減点20。不従順を3回重ねると失権となる。また規定タイムを1秒超過するごとに0.4点の減点となる。
【リオ五輪参加国数】
・団体戦参加国(団体戦参加国の選手は個人戦にも参加する)=ドイツ、英国、ニュージーランドなど14カ国
・個人戦参加国=日本、ベラルーシ、ベルギーなど10カ国

※競技動画は国際馬術連盟提供

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