リオデジャネイロ五輪新体操団体の5人が26日、都内でメンバー決定後初の会見を行った。「フェアリージャパン」こと新体操日本代表は12年ロンドン五輪で7位入賞。リオに向けて代表候補9人は共同生活を送り、この4年間ともに厳しい練習を積んできた。だからこそ、漏れた4人を思い杉本早裕吏主将(20=みなみク)は涙。「踊れない人の分まで、しっかり頑張りたい」と誓った。

 リオでは、初のメダル獲得を狙うが、五輪前哨戦となるW杯アゼルバイジャン大会ではミスが相次ぎ6位に終わった。2大会連続出場の畠山愛理(21=東京ジュニアク)は「もっと注意しなよ、と教えてくれた大会。(五輪前)最後の日まで成長していけるように」と前向きに捉えた。

 一方、同大会では、リボンの試技で日本唯一の大技「リボン4本投げ」を成功させる収穫も。杉本は「試合で成功したことは自信につながる。ここで安心しすぎず、五輪本番でも4本のリボンが広がるように成功させたい」と話した。