男子100メートルで9秒74の自己ベストを持つジャスティン・ガトリン(39)は男子100メートルで米国代表を逃した。決勝で10秒87秒(追い風0・8メートル)の8位。代表入りの条件となった3位以内に入れなかった。

親日家で5月9日の東京五輪テスト大会など、よく日本のレースにも参戦しているガトリンは、200メートルにもエントリーしている。

04年アテネ五輪で金メダルを獲得し、16年リオデジャネイロ五輪でもウサイン・ボルトに続く、銀メダルに輝いた。世界選手権では17年ロンドン大会で05年ヘルシンキ大会以来の優勝を果たし、19年ドーハ大会も銀メダルを獲得し、健在ぶりを示していた。2月に39歳になったガトリンだが、春には2度9秒98をマークするなど衰えを感じさせない成績を残していた。

トレイボン・ブロメルが9秒80で優勝。9秒85で2位のロニー・ベイカー、9秒86で3位のフレッド・カーリーまでが代表権を獲得した。