東京五輪・パラリンピック組織委員会と北海道、札幌市は6日、同市内で実務者会議を開き、8月に同市で開催する五輪のマラソンと競歩の沿道での応援自粛を要請すると発表した。

スタート・ゴール地点となる大通公園付近の立ち入りを禁止し、札幌駅に向かう駅前通りなどの沿道では観戦自粛を呼びかける方針。新型コロナウイルスの感染リスク低減が必要と判断した。

路上での観戦自粛を基本方針とし、沿道で観客が滞留しないよう、5月のテストイベントで700人規模だった声かけスタッフを2000人規模に増員する。組織委の森泰夫大会運営局次長は「残念ではあるが、観戦が難しくなるようにする。詰めていく必要がある対策は、直前まで詰めていく」と話した。