侍ジャパン稲葉篤紀監督(48)がラストサムライを追い求め、DeNA今永昇太投手(27)をチェックした。

今季初登板の5月23日ヤクルト戦に続き、この日の中日戦で2度目の視察。故障で五輪代表を辞退した中川に代わる候補の左腕は、苦しみながら5回4安打3失点でまとめた。「両コーナーの投げ分けもそうだし非常にコントロールもいい。投げるたびに自分の思い通りの球が投げられているのが、どんどん増えている」と評価した。

プレミア12では今五輪1次リーグ2戦目でも対戦するメキシコ相手に快投した実績もある。一方で前日29日は左足首靱帯(じんたい)損傷から復帰を目指す、ソフトバンク千賀も3軍戦で登板し、候補に浮上。視察した建山投手コーチから「球はだいぶ、戻ってきたのではないかと。3軍だったので、打者の反応はなかなかあれですけど力強い球は投げていた、と報告は受けました」。楽天松井も候補で決断の時が迫っている。

 

▽DeNA今永(5回4安打3失点で2勝目)「打線が援護してくれたにもかかわらず(2、3回と)連続で失点してしまったことが反省点です」