島根県の丸山達也知事が17日、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの聖火リレーの中止を検討していると明らかにしたことを受け、聖火リレーを走る予定の人からは「もったいない」「走りたい」と懸念の声が上がった。

ランナーに選出されている島根県奥出雲町出身のホッケー選手、山本由佳理さん(39)=岐阜県各務原市=はアテネ、北京、ロンドン五輪に出場した。「島根県の検討は理解できるが、開催を盛り上げるという意味では聖火リレーが中止になってしまうのはもったいない」と疑問を呈した。

モントリオール五輪代表だった松江市出身の元競泳選手、香山進介さん(61)は「聖火リレーを走りたい気持ちは変わらない。実施されることを信じている」と話した。(共同)