東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は30日、4月1、2日に予定している長野県での聖火リレーに関して、一部を無観客に変更して実施することを発表した。

新型コロナウイルス感染が再拡大している長野市が、29日に警戒レベルを「5」に引き上げたことから、長野市のレセブレーションと、密集が予想される善光寺仲見世通りを無観客とすることを決定した。

組織委は「長野市においては、高齢者や基礎疾患のある方は、沿道での観覧を控えていただきます。観覧を予定だった皆さまにおかれましては、ご理解とご協力をお願いいたします。引き続き、安全で安心な聖火リレーを実施すべく、長野県はじめ全国の自治体とは緊密に連携し、運営を行ってまいします」と呼び掛けた。

長野市では一部区域で飲食店への営業時間短縮を要請する方針も固めるなど、聖火リレー以外にもコロナ対策を講じている。