国際ゴルフ連盟(IGF)は22日、最新の世界ランキングに基づいた男子のオリンピックゴルフランキング(OGR)最終版を発表した。

東京オリンピック(五輪)出場資格獲得選手は60人で、日本からは松山英樹(29=LEXUS)と星野陸也(25=フリー)が資格を獲得。女子は今週末の全米女子プロ選手権後の28日付世界ランキングの結果を持って出場資格選手が決まる。

五輪には基本的に各国ランキング上位2人までを選出する。しかし、世界ランキングの上位15位までに入れば最大4人まで出場可能に。OGRでは2~4人の上限に達した国の選手はランク外となるため、世界ランキングとは順位の並びが異なる。東京五輪では世界ランキング15位以内に10人が名を連ねる米国が4選手を派遣する唯一の国となった。出場を辞退している世界ランキング2位のD・ジョンソンをのぞき、上位のJトーマス、コリン・モリカワ、シャウフェレ、デシャンボーが出場権を獲得。同7位のパトリック・キャントレー、同8位のケプカ、同9位のP・リードらが落選したほか、今年の全米プロ選手権を制したミケルソンも出場を逃している。

米国以外では全米オープンを制したジョン・ラーム(スペイン)、ロリー・マキロイ(アイルランド)、ティレル・ハットン(英国)らが出場権を獲得。OGRではこうした選出ルールのほか、開催国と五輪マークの基にもなっているアジア、アメリカ、欧州、アフリカ、オセアニアの5大陸それぞれに男女1人ずつの出場枠が確保されている。 今回のOGR確定で男子では36カ国の代表が出場権を獲得することになった。今後は来週の女子のOGR決定後、各国のオリンピック委員会は7月1日までにIGFに割り当てられた出場枠を使用するかどうかを報告。IGFは7月5日の五輪エントリー締め切り前に使用されていない出場枠を再配分し、7月6日に男女各60人の最終出場者を発表する予定となっている。