体操女子で東京オリンピック(五輪)代表の平岩優奈(22=NPO戸田スポーツクラブ)が1日、代表合宿の都内からオンラインで取材に応じ、「緑はやめます。このままいきたいと思います」と明かした。

4月の全日本選手権ではピンク、5月のNHK杯ではオレンジ、6月の全日本種目別では緑。その髪の色が話題となっていた。持ち味の長い手足を生かした美しい体操を引き立てるような姿で、五輪本番でも緑にしたいと望んでいたが、「理由は秘密です」とにこっとした。

「今回の全日本から、コーチに『気分が上がることをやっていいよ』と言われて」。思い切って髪を染めた。その効果か、選考会では伸び伸びとした演技がさえて、初の五輪代表を射止めた。「ネイルも最近するようになって。そこも自分の気分が上がるので」と力に変えている。

日本代表は予選では朝9時から平均台でのスタートが決まった。落下のある平均台で、しかも午前中の開始は難しい面もあるが、「私的には何からでも大丈夫というか、もう、なんの種目からでも自分の演技をやり切りたい。平均台から、緊張もあると思うんですけど、しっかり自分の演技を出せたら良いなと思います」と見据えた。