東京五輪の水泳会場である東京アクアティクスセンター(東京AC)の完成披露式典が24日、開催された。競泳、飛び込み、アーティスティックスイミング(AS)のデモンストレーションが行われた。

飛び込みでは東京五輪代表内定の寺内健(40)坂井丞(28=ともにミキハウス)組が登場して、シンクロ板飛び込みを行った。

寺内は8月に新型コロナウイルスに感染。療養期間をへて10月に練習を再開。五輪会場で飛んで「これから数々の歴史が刻まれるであろう第1歩として、本日オリンピックプールであるアクアティクスセンターでパフォーマンスさせていただけた事に感謝したいです。今日飛んでみた感想としては、とても大きな会場ですがすがしく、また来年に向け心機一転「スタート」出来た事をうれしく思います」とコメントした。

また坂井も「国内ではこれまでにないスケールの大きさで、のびのびと演技ができるような会場でした。飛び板もとても踏みやすかったです。また何より、観客席の席数の多さにも驚きました。本番、会場で表彰台に登る自分を想像しただけでものすごく気持ちよかったです」とした。