飛び込みの東京五輪世界最終予選を兼ねたW杯東京大会(5月1~6日、東京アクアティクスセンター)に、オーストラリア連盟が選手団を派遣しないことが23日、発表された。新型コロナウイルスの影響を鑑みた措置。エントリーした女子4人、男子8人の計12人は、同大会で五輪出場権を得る可能性がなくなった。

同大会はテスト大会も兼ねており、すでに同国選手団に対してビザを発給。外部との接触を遮断する「バブル」も準備し、感染症対策を徹底していた。関係者は「迎え入れる準備はできていた。選手団を派遣する、しないはその国が判断することです」。同国は競泳強国で有名だが、飛び込みでは発展途上の面もある。

五輪本番について、同連盟は同国オリンピック委員会と協力して、ワクチン接種を完了させる見通しで「安全な大会になると確信している」としている。