北海道が6月から始まる東京オリンピック聖火リレーの公道走行を中止する方針であることが26日、道関係者への取材で分かった。道に発令中の新型コロナウイルス緊急事態宣言が延長される見通しのため、今後、大会組織委員会と協議を進める。

聖火リレーは6月13、14日の2日間、道内18市町で予定されていたが、道内の感染状況などから緊急事態宣言の期限となる今月31日に解除することが困難として、公道での実施は取りやめる方向。白老町と札幌市で計画されている式典の開催について再検討している。

鈴木直道知事は15日の記者会見で「緊急事態宣言が出ている他県は公道での実施を中止している」と述べ、宣言下の公道での実施について否定的な考えを示していた。