東京五輪の聖火リレーは8日、秋田県1日目が行われ、俳優の柳葉敏郎(60)が「大曲の花火」でも有名な大仙市を走った。

JR大曲駅前で聖火を受けると、「ありがとうございます」「サンキュー」「お疲れさまです」など、沿道の観覧者に声をかけながら手を振り続けた。現在は地元に戻って16年目を迎え、社会人野球「大曲ベースボールクラブ」アドバイザーを務めたり、ゴルフやソフトテニスなどのチャリティー大会を開催するなど地元に還元。「毎日お世話になっている先輩、仲間と過ごしている時間すべてに感謝です。聖火リレー最高です。こんなに楽しくうれしい時間を長く感じられたことはなかったです。幸せです」とかみしめた。

新型コロナウイルス感染症拡大により、五輪開催も懸念されているが「僕らの立場でやらなきゃいけないことをやっていれば、おそらくスポーツ選手の方たちが気持ち良く舞台に立てる気がする」。感染防止対策の徹底を呼びかけ、五輪成功も願った。