ボクシング元世界3階級王者八重樫東氏(38=大橋ジムトレーナー)が18日、生まれ故郷で東京オリンピック(五輪)の聖火ランナーを務めた。

岩手・北上市で聖火を手に走り、応援に訪れた人たちに応えるように手を振った。八重樫氏が初めて世界王者(WBA世界ミニマム級王者)となった11年は、故郷で東日本大震災が起こった。

この10年間、何度も故郷に戻り、復興のサポート活動を続けてきた。世界戦でも北上市を勇気づけてきたこともあり、聖火ランナーとして白羽の矢が立った。師匠となる大橋ジムの大橋秀行会長(56)は「お疲れ様 大橋ジムの誇りです!!」とSNSに投稿していた。