若手あこがれの〝聖地〟マンゲキ 8度目挑戦でメンバー入り「超速バギー」3人の野望

よしもと漫才劇場(大阪市中央区)。通称「マンゲキ」は若手芸人育成の舞台であり、その劇場メンバーになるためには厳格な昇級システム、オーディションを駆け上がらなければなりません。3人組コント師「超速バギー」は昨秋、8度目の挑戦で念願のメンバー入りした苦労人です。アキラ(41)ハマムラ(37)明里洋輔(34)の夢は、まだ始まったばかりです。

お笑い

◆超速(ちょうそく)バギートリオ結成は2021年3月。24年10月のグランドバトルで、よしもと漫才劇場(マンゲキ)のメンバー入り。2月24日に初の単独ライブ「モヒートちょうだい」がマンゲキで開催。

アキラ1983年(昭58)6月11日生まれ、大阪府高槻市出身。NSC(吉本総合芸能学院)29期。趣味は野球、レゲエ、バイク、ギャンブル。身長167センチ。

ハマムラ1987年9月8日生まれ、神戸市出身。NSC29期。趣味はバイク、車、映画鑑賞、ギャンブル。身長177センチ。

明里洋輔(あかり・ようすけ)1990年3月1日生まれ、大阪府高槻市出身。NSC32期。趣味はアクセサリー作成、マンガ、絵画。身長174センチ。

58組で競ったグランドバトル堂々9位
3年越し悲願「やっと」「喜びゼロ」

昨年10月5日、マンゲキで2カ月に1度のグランドバトルが行われた。出場したのは総勢58組。芸歴9年目以上の「極(きわみ)」メンバーと、「極」入りを目指す5組が第1部、第2部、第3部と分かれてネタを競い合った。昼の12時半に始まり、夜10時近くまで続いたロングランの真剣勝負。超速バギーは堂々9位に食い込み、悲願のメンバー入りを決めた(審査員・観客の投票で上位10組に入ればメンバー入り)。

超速バギーにとって、グランドバトルに挑むのは8度目。実に3年越しの悲願達成だった。

ハマムラもし1度目や2度目でメンバー入りしていたら、きっと大喜びしていたでしょう。8度目は「やっとメンバー入りできた」という安堵(あんど)の方がありました。

明里喜びはゼロに近かった。ホッとした、その思いでした。

8度目の挑戦でマンゲキメンバー入りした超速バギー。左からハマムラ、アキラ、明里(撮影・三宅敏)

8度目の挑戦でマンゲキメンバー入りした超速バギー。左からハマムラ、アキラ、明里(撮影・三宅敏)

メンバー外→はい上がり 過酷な争い

無理もない。メンバーでない者がグランドバトルという場所に立つまでが想像以上に大変なのだ。マンゲキを目指す芸人がまず予選を勝ち抜き、その上位者がさらにふるいに掛けられ、やっとグランドバトルに出られる。出たところで上位10組に入れなければ、また振り出しから、はい上がるしかない。

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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。