馬からボートへ。“乗り物”を180度変更し、河内一馬(23=愛知)が奮闘している。

競馬好きの父の影響で馬術の道に進み、鳴海高時代には全国4位。中央大でも馬術に取り組んだ。根っからのライダーだけに、ボートレーサーとしても馬術で培ったテクニックが役に立つかと思われたが…。「体感とか、バランス感覚に関してはプラスになっていると思うけど、重心の位置とか、足の使い方とか。全部が正反対なんですよ。馬は簡単だけど、ボートは難しいです。だから面白いですけどね」と苦笑する。

河内一馬(2024年12月15日撮影)
河内一馬(2024年12月15日撮影)

馬術を始めた中京競馬場乗馬スポーツ少年団の後輩には、中央競馬で活躍する小沢大仁がいる。「少し前にみんなで食事に行ったこともある。連絡は取れる間柄ですね。デビューしていきなり活躍したし、刺激になっています」と話す。プロレーサーとしては1歩先を行く後輩を追いかけ、成長を加速させるつもりだ。

今は地道に力を蓄えている。「まずは旋回力をしっかり身に付けたい」と課題を口にする。今月の蒲郡では1日に3着2本をマーク。16日の江戸川では豪快な4カドまくりで待望のデビュー初勝利を挙げた。

何かきっかけをつかめば一気にブレークするだけの可能性は十分。そろそろボートも手の内に入れるはず。25年の飛躍に期待したい若手の1人だ。

◆河内一馬(かわうち・かずま)2001年(平13)3月15日、愛知県生まれ。133期生として23年11月に蒲郡でデビュー。現在はB2級。168センチ、57キロ。血液型A。