二刀流といえば大谷翔平の代名詞だが、ボート界でも二刀流で活躍する選手がいる。東京支部の小原聡将だ。8月に丸亀で初優勝を飾り、来期のA1級昇格が有望だが、水上バイクでも世界を舞台に戦っている。

小原聡将(2025年8月撮影)
小原聡将(2025年8月撮影)

元世界王者の父と全日本チャンプの母を持ち、高校1年時にアメリカで行われた「ジュニア」と「アマ」のカテゴリーで世界一に輝き、高3時には「エキスパート」部門も制した。最高峰の「プロ」部門ではこれまで2位が最高で、12月にタイで行われるワールドカップで、真の世界一を狙っている。

今年も大阪や新潟での国内大会のほか、7月にベルギー、8月にインドネシアの大会に参戦。10月には、イタリアとカタールに遠征する予定だ。水上バイクでも賞金は出るが、ボートほど高額ではなく経費もかかるため、ボートで稼ぎながら、あっせんの合間を縫って水上バイクで戦っている。「忙しいけど充実してます」と、笑顔を見せる。

水上バイクは立ってハンドルで操縦。競技では20艇ぐらいで争う。「ボートとは乗り方が違いますが、緊張感への慣れとか、勝負勘が磨かれるので、ボートレースの役にも立っていると思いますよ」。ボートレース、水上バイクとも、今後の活躍が楽しみだ。