女子ボートレーサーの素顔に迫る「ビューティフル・ボートレース」。今回は関野文(24=大阪)を紹介します。住之江ボートのフレッシュルーキーに選ばれ、最強大阪支部女子軍団を背負うべく日々鍛錬しています。父親のトップレーサー倉谷和信(54=大阪)譲りの強気なレースが魅力。ヨガ、ゴルフでオン、オフともに充実一途。そんなボート界のホープの素顔に迫ります。

持ち味の強気な攻めでA級を目指して奮闘中の関野文
持ち味の強気な攻めでA級を目指して奮闘中の関野文

 -看護学校に通われていたんですね

 関野 なかなか授業についていくのも大変でした。バイトばかりしていましたね。居酒屋、喫茶店とか。実習に入ってすぐに学校は辞めました。中退してからもしばらくはバイトを続けていました。

 -その後にボートレーサーを志した

 関野 1年くらいフリーターをしていたんですけど、自分で稼げることは何かと考えたんです。それで、ボートレーサーになろうと思いました。

 -やまと学校(現ボートレーサー養成所)に一発合格しました、なかなか難しいと思いますが

 関野 学科の勉強は一通りしましたけど、そんなに特別なことはしていませんよ。

 -養成所時代の思い出は

 関野 しんどかったです(笑い)。必死でしたね。特にエンジンなどの整備が難しかったです。

父の倉谷和信とゴルフを楽しむ(本人提供)
父の倉谷和信とゴルフを楽しむ(本人提供)

 -子供のころのスポーツ歴は

 関野 小学2年から中学3年まで水泳と空手をやっていました。空手は極真です。弟がやると言ったのがきっかけでした。特にどちらもすごい成績を残したわけではないですよ。

 -レーサーとしてのセールスポイントは

 関野 握るレースを心掛けています。仕掛けていきたいです。スタートも、もう少し行ければいいと思います。

 -師匠の五反田(忍)選手から常に言われていることはありますか

 関野 自分が思ったことや考えたことを何でも試していけばいいと。いっぱいやってみて、それで自分の引き出しを増やしていけばいい。

伊勢シーパラダイスでカワウソに癒される
伊勢シーパラダイスでカワウソに癒される

 -趣味は食べ歩きなんですね

 関野 おすしが好きです。好きなネタは赤貝、ホタテ、ぼたんえび、白身魚、生たこ。お肉、イタリアンも好きですね。

 -他に趣味は

 関野 美容が大好きです。あと最近ゴルフにもハマっています。

 -厳しい勝負の世界にいるので、オンとオフをうまく使い分けているんですね

 関野 そうなんですかね(笑い)。

 -今後の目標は

 関野 まずはA級になることです。そして、もっとうまくなりたい。そう思っています。

※次回は10月10日更新予定

愛らしくダブるピースを決める関野文(左)
愛らしくダブるピースを決める関野文(左)

 ◆関野文(せきの・あや)1993年(平5)11月1日、大阪府生まれ。大阪赤十字看護専門学校中退後にやまと学校(現ボートレーサー養成所)入学。16年5月住之江でデビュー。今年7月住之江W優勝戦で初優出(5着)。大阪支部所属で今年の住之江フレッシュルーキーに選出される。118期。獲得賞金は昨年が957万3000円、今年は902万円(7日現在)。149センチ、44キロ。血液型O。