松阪で初めて行われたオール7車12R制。ファンの声はさまざまだった。

 肯定的な意見は「7車だと点数も絞れるし、当てやすい。まくりが決まることが多いのも読みやすい」。

 「競輪を始めたばかりなので、展開が複雑になると推理しにくいから、シンプルな7車の方がいい」。

 一方、苦言もいろいろあった。約20分間隔のミッドナイトに慣れたファンは間延びするレースのインターバルに「12Rも多すぎる。もっとコンパクトな開催にしてほしい」。穴党からは「9車の方が荒れる要素があるから好き。7車も大穴が出ることがあるけど、落車とか想定外のケース。やっぱり競輪は9車でやってほしい」。

 ちなみに売り上げは本場が約640万円、場外計約4660万円。比較対照として4月7日、同じ土曜日のF2本場が約640万円、場外計が約4300万円で、総売り上げでわずかに伸びた。

 レースは最終12Rで戸伏康夫が落車(欠場)。原因を作った下田和美が失格。おまけに完走したV候補、宗崎世連も右膝痛で途中欠場。仮番組がすべて組み替えになり、JKA職員、報道陣も大わらわだった。