1Rは雷鳴がとどろき、強い雨が降る悪コンディションで始まった。

選手紹介は敢闘門前での一礼のみ。そんな中で、敢然と主導権を握ったのは伊藤之人(37=東京)だ。先行車の水跳ねがないため、俗に「雨の日は先行有利」と言われる。伊藤は「今まで走った中で、一番条件が悪かった。前もよく見えず、内外線の中をぼんやり走った感じ」と苦笑交じりに振り返った。

さすがに粘り込めず4着に終わったが、差し切った池田智毅からは感謝の言葉をもらっていた。