奈良基(37=宮城)は先頭誘導員の早期追い抜きによる失格のペナルティーで約4カ月のブランクがあった。復帰2走目の2Rは、好内容で2着に粘り込んだ。

レースは奈良が赤板過ぎから仕掛けた。大竹哲也が単騎でホームカマシ。奈良は番手にはまりながらも、やや車間が離れて追走し、最終バックから番手まくりを打った。ゴール前は遠藤勝行に差されたが、粘り込んで2着。「バンクは初日に走って感覚を思い出した。休んでいる間、まとまった練習もできたので成果が出たのかも知れません。まだ欲も無く、力を出すことだけ考えて走った。最後も出し切ることだけ考えて走る」と自力に迷いはなかった。