予選7Rで高倉俊宏(34=福岡)が2着に粘り込む好走で、7月佐世保以来の準決に勝ち上がった。

レースは人気を集めた田上晃也の後位が競りとなった。高倉は打鐘で切って、田上が単騎で飛んでくるのを待つ作戦。最終ホームで仕掛けた田上の番手にはまり、狙い通りの展開になったのはいいが、田上との車間が空いて第2先行の形。それでもゴールまで踏み切って、番手の川野正芳を振り切った。

「きつかったっすね。でも、この2着は自信になる」。9月松阪で落車して調子を落としていたが「着も取れだした。徐々に戻ってます」と復調に手応えを得ていた。