オープニングレースのチャレンジ予選1Rは、マーク陣が全員50代というレースだった。その中で存在感を示したのが井上達雄(53=東京)だ。

細田純平の先行に対して、打鐘2センターからまくりにいった中山健が行き切れないとみるや、井上は細田の番手だった尾崎勝弘を締め込み、スペースを確保。これで生き返った中山が細田をかわして1着。井上も2着で予選突破した。

「中山が出切れないかなと思ったが、そこから以前よりは余裕が出てきているね」と井上。好調の理由については「埼玉の長谷川辰徳と一緒に、マークで離れない練習を続けている。ようやく成果が出てきたね」と笑顔で明かした。

準決もベテランのさばきに注目だ。