チャレンジ準決4Rでまくりを決めた牛田樹希斗(23=愛知)は、変わった経歴の持ち主だ。日本拳法の全日本選手権で優勝したが「拳法は仕事にできない」と見切りをつけてけ高校、大学時代は野球に専念。ただし、野球もトップクラスまでいくことができず、新たな仕事として考えたのがボクシングと競輪だった。最終的にボクシングは「世界までいかないと食べていけない」と競輪を選択。当然、自転車歴は浅いが徐々に力をつけて、7月からはA級2班に昇格する。

「競走得点を上げるんじゃなくて、S級特昇を狙います」。牛山の身上は「攻めの人生」。決勝8Rも攻め続けることだろう。