S級経験もある清水吉康(44=東京)が、不振から脱しようと懸命になっている。

チャレンジ予選1Rは関東4車の中心になり、先行1車の坂本敏也をマーク。ただ、外から追い上げた芦川大雄と競りになり、いったんは車を下げて最終ホームは外から競る形にした。しかし、その気合も報われず、バックでずるずる後退。7着と大敗して「内と外を入れ替えたのは瞬時の判断。ただ、その後が駄目。(芦川と田中智也に)挟まれる形になるかと考えて、気を使い過ぎた」とうなだれた。

現在は年頭からの深刻な腰痛が治まり、練習量を増やしている真っ最中。直近4カ月の競走得点は75点台半ばだが、7月にチャレンジに降格してから3場所続けて準決に進出できない現状を「弱い。このままでは終わってしまう」と歯がゆく思う。2日目一般こそ、往年の切れを見せたい。