初日は人気を背負いながら見せ場なしの5着に敗れた坂口楓華(24=京都)が、ガールズ予2・1Rで軽快にまくって2着に入り決勝シートをつかんだ。

ホームで前の増田夕華が落車するアクシデントがあったが、瞬時に外へ持ち出して回避。3番手追走から2角まくりを放った。最後は追走した中野咲に差されたが、内容のある走りだった。

「初日はふがいないレースをしてしまったので気持ちが入っていた。この日は25歳の誕生日だったので勝って飾りたかったけど、反応良く仕掛けられて、足の状態もいい」と笑顔を見せた。

前検日に尊敬する同郷の村上義弘の引退表明を知った。「義弘さんは私にとって父のような大きな存在で、いつも的確なアドバイスをいただいていました。だから、引退を聞いてショックで涙が止まりませんでした。今回は何としてでも優勝して、義弘さんにいい報告をしたいと思います」と気合を入れた。

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