三宅愛梨(31=岡山)と中川諒子(38=熊本)が産休明けの初戦を迎える。

三宅は「練習はしているんですが子ども(陽音=はると、1歳2カ月)が熱を出したりしたら世話をしなければならないし、時間のやりくりが大変です。今日、家を出る時は子どもと離れるのが本当に寂しかった」と、まさに後ろ髪を引かれるように岸和田にやってきた。もちろん競走になれば集中して走る覚悟で「レース勘などを含めて不安だけど、走ることで状態を戻していきたい」と、予1B6Rに向けて意気込んだ。

中川も三宅と同じように1歳2カ月の女の子、凜海(りう)ちゃんがいる。

「気持ちを新たにして走りたい。デビューの時とは違った緊張感があります。昨年の夏から少しずつ練習しているけれど、筋力が戻ったとは言えない。でも、最近の競走を見てもタイムが良くなっているし、早く以前の感覚を取り戻したい」と表情を輝かせた。こちらの出番は予1A9R。強いママの姿を見せるつもりだ。