昨年12月の大垣で落車して鎖骨と肋骨(ろっこつ)を骨折した松田昂己(24=茨城)にとって今開催は、約3カ月ぶりの復帰戦だった。だが、初日は終始内に詰まった状態で全く足を使うことができなかった。「何もできなかった。息も乱れないまま帰ってきてしまった」。だからこそ、この日の一般1Rでは、力を出し尽くすことが大きなテーマとなった。

レースは打鐘で前にいた小川達也-小林裕一朗を、5番手の松田が一気にたたいて主導権を握った。直線はライン3番手の細沼健治が伸びて1着。番手の国広哲治が2着で、松田は3着に沈んだが、しっかりした手応えをつかんでいた。

「まだマックスまで踏み上げることはできなかったけど、骨折前はあれだけ走ったら吐き気が止まらなかった。でも、このレースはそんなことはなかった。休んでいる期間に足に貯金をつくれたから、今後はもっとやっていける手応えを感じました」

最終日はもちろん、次の宇都宮でも松田を狙ってみたい。