9Rで行われた111期のルーキーチャンピオンは、南潤(20=和歌山)が、鐘4角からの痛烈カマシで丸1周を豪快に逃げ切って圧勝。昨年3月の卒業記念レースに続いて同期の頂点に立った。

 「自力で魅せるレースをするのが理想でしたが、両方できて良かった。卒業記念よりも今回勝ったことの方がうれしい」と話した。今後は「まずは3日間走ってF1で優勝(2月別府優勝は準決が中止で抽選繰り上がり)。そして記念でも結果を出して、段階を踏んでいきたい」。ハイレベル軍団でも突出した力を持つ南。競輪界の星になる日は遠くない。