【ヤマコウの時は来た!】

◆12R・準決 圧倒的な太鼓のパフォーマンスで始まったサマーナイトフェスティバルは、大雨にもかかわらずたくさんのお客さんが来てくれた。昼間のステージに慣れた我々には暗い空間が不思議だったが、ビールを手にお客さんと話すのも、また楽しい。

このレースは、外枠の簗田一輝がどう戦うか注目したい。

予選2Rは、初手を失敗した松川高大の攻めにも助けられた。セオリーなら松川は鈴木竜士の前に位置しなければいけなかったが、鈴木ラインの前の前の位置になったことで、簗田にチャンスが巡ってきた。

前回の小松島G3決勝。先行する南潤の3番手から、太田竜馬のラインに飛び付いて2着に入った。太田の3番手だった小倉竜二が外にコースを取ったので、内が空いた。小倉の動きを見極めてから動いた簗田の動きとコース取りは、センスを感じた。

今日は、初日と同じく外枠となった。この不利をどう克服していくのか。先行は山崎賢人だと思うので、簗田は内側から飛び付くレースがしたい。しかし、それは松浦悠士や三谷竜生も狙っている。形勢不利の中、後ろ攻めで早めにレースを動かせばチャンスはある。(日刊スポーツ評論家・山口幸二)

※ヤマコウの予想=◎簗田一輝・○中川誠一郎・▲松浦悠士・☆村上義弘・△三谷竜生