◆寛仁親王牌・アラカルト(4)

 前回に続いて決勝のレース傾向を、過去10年間のデータから分析した。データは、2日に公開したアラカルト(2)の別表を参照。

 ▼複数出走なら軽視禁物 3連覇を狙う中部勢が優勝4回(07、11、13、14年)。その全てにおいて2人以上が決勝に乗っていた。優勝できなかった6回における決勝進出者の数は、06、08年がゼロ、10、12、15年が1人、09年が2人。つまり、2人以上が決勝へ進んだ5回のうち4回で優勝している。さらに、その4回のうちワンツーが3回、表彰台独占が1回。決勝で複数の中部勢を見たら、いずれかを頭で狙い、筋車券を基本とした方が得策。

 ▼前橋開催で挽回なるか 車番別の成績を見ると、1番車は1勝ながらも2着4回で2連対率50%と、安定している。しかも、最近4年連続で車券に貢献しており、勢いは随一だ。3連対率60%の3番車も目を引くが、11年まで6年連続で絡んだ後は4年連続で着外。波に乗っていたころの前橋に舞台が戻るので、巻き返しが待たれる。穴目なら、2勝を挙げて3連対率40%の4番車。2番車は09年から着外ばかりで、5番車や9番車も振るわない。