SS勢が苦戦する中、稲垣裕之だけは異次元の走りで準決11Rを1着で突破した。

 打鐘で突っ張る構えを見せながら飛び出した吉沢純平の4番手をキープ。上がり11秒4の痛烈な2角まくりで、東口善朋-西岡正一の地元両者も連れ込んだ。「連日、いい感じで踏めていると思います」と手応えをつかんでいる。「調子もいいし、SSのユニホームを身にまとっての責任感も、気持ちに入っています」と引き締まった表情で話した。初のSS戦士として、新春初戦Vを狙う。