3日目は村上義弘とステージに上がる予定だったが、都合により村上は欠場した。

イベントはなくなると思っていたら、私1人でもそのままやるという。川崎球場のロッテ戦の覚悟でステージに上がると、たくさんのお客さんが集まって盛り上げてくれた。みなさん、ありがとー!


ヤマコウは脇本雄太の前を走る古性優作に期待
ヤマコウは脇本雄太の前を走る古性優作に期待

決勝の近畿勢は古性優作-脇本雄太となった。脇本は「今回の調子だと、自分が前を回っても迷惑をかける。それなら調子がいい古性が前の方がいい」と言った。

準決の古性のまくりは11秒1の1番時計。深谷があんなに簡単にまくられるとは思わなかった。脇本が認める自力だったといえる。逆に、あれくらい強くないと、脇本を差せないのだろう。

古性は脇本の前を回ることによって、第二の競輪人生を歩み始めたといっていい。脇本を追走することを研究し、その結果、自力でGレースで戦える足が備わった。

「後ろを回ると言った時、古性はどんな反応だった?」と脇本に聞くと「即決で『分かりました』と言ってました」。それを聞いて私は驚いた。いつもの流れに逆らうことはパワーがいる。古性にとって、脇本の前を回ることは想定内なのだろう。

決勝は北日本と九州の先行意欲が強そうだ。しかし、場数は新山響平の方が踏んでいる。仕掛けるタイミングを逃さないだろう。

松浦悠士は先手の後ろが欲しいと思うので、先行争いが落ち着いた後、仕掛けるのは古性だと思う。全日本選抜を優勝して余裕があるので古性を取り上げた。(日刊スポーツ評論家)

◆ヤマコウの印 ◎古性優作 ○新田祐大 ▲脇本雄太 ☆守沢太志 △松浦悠士

別府ウィナーズカップ12R決勝メンバー
別府ウィナーズカップ12R決勝メンバー