今回の会見場は広く、端ではレースが終わった選手たちが談笑している。1予8Rが終わり会見場に向かうと近畿勢がくつろいでいた。3着の三谷将太が現れると古性優作、村上博幸、山田久徳、神田紘輔らが冷やかし半分の拍手で迎え入れた。それに照れくさそうに手を振る将太。緊張感の中にもほっこりするシーンがダービーにもある。
2日目に取り上げた真杉匠のインパクトは特選でも健在だった。3番手があるにも関わらず番手を奪った。粘られた方は想定外だっただろう。競輪は位置取りゲームではなく陣取り合戦だ。やはり「勝負する姿勢」が勝ちを生んだ。
自らと勝負して脚力を戻してきたのが石原颯だ。直近4カ月の勝率は4割を超え、1予6Rもカマして逃げ切った。阿部将大や雨谷一樹、南潤は石原待ちのレースだった。「先行だけでは厳しいからまくりも打ちたい。でもなかなか難しい。きちんと練習するようになって足は戻った」と明るい表情だった。
ハンドルさばきもさることながら、混戦に自信がないから及び腰になり力が入らなくなる。骨折が多かったので仕方ない面もあるが、今は先行で結果が出ているから、余計なことは考えなくていい。
2予7Rは深谷知広が人気になるだろうが、特選の走りはけがの影響か精彩を欠いた。器用な走りがしたいのなら、まずレースを冷静に分析すること。前受けが多い深谷なので、皿屋豊を動かせて主導権を取れば今の石原なら勝機はあると思う。(日刊スポーツ評論家)























