10日のレース面を見て、驚いたボートファンの方も多いだろう。19年度のSG、プレミアムG1などの開催地、日程が9日、日本モーターボート競走会から発表された。何と言っても、グランプリ(以下GP)が初のナイター開催となったことに大注目。住之江担当記者としても「ようやく来たか」という思いだ。

2019年度ボートレースのSGとプレミアムG1など
2019年度ボートレースのSGとプレミアムG1など

 住之江初のナイターSG開催にもなり、選手や関係者からは喜びの声が聞かれた。「ミスター住之江」田中信一郎(45=大阪)は、「念願のナイターGPはうれしい。昔からずっとやって欲しいと願っていたからね。(主催の)箕面市さんや、業界団体の努力が実って良かった」と話した。開催施行者の栢本貴男箕面市公営企業管理者も「住之江関係者はもちろんのこと、中央団体や関係団体とも連係し、ナイターGPの成功に向け、全力で準備を進めてまいります」と話した。

 数年来、GPは開催日程に悩まされていた。12月の第4日曜が最終日というパターンで、JRA有馬記念と重なることが多かった。ファンが分散してしまい、売り上げアップに結び付かない結果にもなった。19年GPは12月22日(日)が最終日。仮に有馬記念と同じ日になっても、ナイターなら時差ができる。競馬が終わった後でも、GPを存分に楽しめるはずだ。

 ボート界は、売り上げアップを目指して、あらゆる策を講じてくる。GPナイターも改革の一手だ。次は、どんな手を打ってくるのか、注目したい。