予選7Rで竹沢浩司(36=富山)が逃げ粘って、S級復帰後、初めて準決に進んだ。

 打鐘で荻原尚人をたたいて主導権奪取。そのまま1周半、別線の巻き返しを許さずラインで上位を独占した。「きつかった~」と苦しそうな表情で引き揚げてきたが「取りあえずラインで決まってよかった」とホッとひと息。A級暮らしが1年半と長引いたが「これで(S級で)やって行けそう?」との問いにうなずいた。竹沢マークから1着の坂上忠克は「彼は練習でも強い。普段の力を出し切ればこれくらいはやりますよ」とエール。続けて「彼は構えすぎるきらいがあるけど、偉大な先輩が付けば行くしかなかったんでしょう」と悦に入っていた。